FAQ

回転式破砕混合工法について

  • 他の工法に比べてどこが優れているのですか
    他の工法では対応できないような粘性土や軟岩も適応可能になっているところです。また塊状の粘土や軟岩を細かくほぐして混合するため、どこをとっても均質な混合土砂の製造が可能になっています。
  • 他の工法に比べて添加材を低減できるのですか
    発生土と添加材を均質に混合できるため、他工法と比較して添加材を低減できる可能性があります。様々な実績がありますので、詳しくはお問い合わせください。
  • 盛土材料を製造するときに品質的にこの工法を採用するメリットは何ですか?
    粒度調整(破砕・混合)ができるため、細粒分から粗粒分まで適当に配合されている粒度分布の良い盛土材に改良できます。その結果、締固め易く、締固め密度の大きい盛土材の製造が可能になるところです。
  • 石灰やセメントなどの添加材は使用できないのですか?
    出来ます。
    添加材供給装置を設備に加えると、高精度な添加材供給が可能になります。添加材の種類や時間当たりの供給量については、現場によって変わりますので、詳細はお問い合わせください。
  • 建設発生土が粘性土しかないのですか、適用可能ですか?
    例えば、コーン指数を確保するための石灰添加や、粒度とコーン指数を要求品質に合致させるために、近隣の安価な廃棄岩や山ズリと混合することで適用できる場合もありますので、お問い合わせください。
  • 盛土材を製造するとき、建設発生土は何種類まで同時混合できますか?
    3種類まで混合実績があります。3種類以上の発生土砂混合をお考えの場合も条件に合わせてご提案しますのでお問い合わせください。
  • 建設発生土の配合比率はどのように決めるのですか?
    要求される品質(細粒分含有率、コーン指数、透水係数、CBR値等)に合致するように細粒土(粘性土、シルト)と粗粒土(砂、レキ質土)を配合します。詳細はお問い合わせください。
  • 公共工事のどのような分野に適用可能ですか?
    河川の築堤盛土工事(新設・既設堤防補強工事)、道路における路体・路床盛土工事、構造物掘削土の改良・埋め戻しに適用可能です。
  • 発生土砂の適用範囲は?
    含水比138%の高含水比粘性土から粒径200㎜の軟岩まで対応実績があります。ただ、現場によって土砂の性状は様々ですので、詳細はお問い合わせください。

プラント・装置について

  • プラントの設置面積はどれくらいですか?
    建設発生土の投入用バックホウ作業半径やその脇に仮置きする建設発生土の面積、操作室などの専有面積をすべて含めて、約30m×50m=1500m2程度の設置面積が必要となります。
  • 製造開始まで何日かかりますか?また製造終了して機械を搬出するのに何日かかりますか?
    TM-1500の場合、回転式破砕混合機の搬入から製造開始まで実日数7日、製造終了から搬出完了まで実日数3日となります。他機種については多少の日数の増減があるため、お問い合わせください。
  • 騒音がうるさくないですか?粉塵が発生しませんか?
    機体本体やベルトコンベアにカバーしているので、騒音・粉塵は基準値以内になります。騒音の実測例としては、機体本体から40mで約69dbとなり、一般的な騒音規制値「隣地境界で85db以下」を満足しました。騒音や粉塵に気を付けなければならない場合は、機体本体をテントで覆った実績もありますので、詳細はお問い合わせください。
  • 故障はしませんか?
    発生土砂に鉄筋や木材などの不純物が混入した場合でも、フレキシブルなインパクトチェーンで混合撹拌しているため、不純物が機体本体内に引っ掛かってストップすることはなく、排出されます。過去の実績では、本体の故障で製造が終日ストップしたことはありません。
  • 建設発生土に不純物(鉄筋、木材、ビニールシート等)が混入している場合、除去できますか?
    建設発生土投入ホッパーに250m×250㎜目のスクリーンがついているため、大部分はそこで除去可能です。しかしスクリーンをくぐり抜けてしまった不純物は、ベルトコンベア上か混合土砂が排出された場所で除去することになります。
  • インパクトチェーンの交換頻度はどれくらいですか?また、交換時間はどれくらいかかりますか?
    発生土砂の性状によって様々です。一般的に軟岩を伴う混合の場合、摩耗が速いため1〜3日で、それ以外の土砂の場合は3〜7日程度で交換をしています。通常交換は終業時点検時に行い、交換時間は15〜20分程度です。

コストについて

  • コストはいくら位ですか?
    土砂性状・現場条件によって異なりますのでお問い合わせください。
  • どの機種が一番安価になりますか?
    現場条件によって異なりますのでお問い合わせください。
  • 添加材を使用する場合は、移動式混合機のほうが安価になりませんか?
    従来の混合機より混合性能が優れているため、添加材の添加量を低減できる可能性があります。添加材のコストが高い場合や混合土量が多い場合は回転式破砕混合工法が安価になる場合があります。